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コラム

株式会社アントレプレナーファクトリー代表取締役嶋内様

ブレンディッドラーニングをご存じですか?

ブレンディッドラーニングとは、その名の通り複数の学びの手法を“ブレンド”して、それぞれの価値を最大限に引き出す全く新しい学びの形態のことです。一般的には集合研修とeラーニングの組み合わせによるものが多いのですが、まさに現在進行形の新しい分野です。この学びの形態を多くの人に周知させるべく、日本フューチャーラーナーズ協会では「ブレンディッドラーニング・ファシリテーター養成コース」を設け、ブレンディッドラーニングを実践できる人材を育成しております。
受講者は学びの分野で既に実績のあるプロの方が多く、新たな学びの手法を習得することによって、ご自身の活動をさらに昇華させようという志の高い方ばかりです。

今回は、受講者の一人である株式会社アントレプレナーファクトリーの嶋内秀之さんにインタビューを行いました。

株式会社アントレプレナーファクトリー 代表取締役 嶋内秀之さん

嶋内さんの普段の活動を教えて下さい

アントレプレナーファクトリーという会社をやっておりまして、起業内教育と企業家教育のコンテンツを企画・制作・運営しております。
企業内教育と起業家教育において想定されうるあらゆる必要知識を網羅した幅広いコンテンツを用意しておりますが、企業様の求めている教育内容に細かく沿ったコンテンツをオーダーメイドで制作する場合もあります。

ブレンディッドラーニング・ファシリテーター養成コースを受講しようと思った経緯を教えていただけますか?

科学技術の進歩と学びの進化は密接で、新しいテクノロジーが生まれれば学びもの形態も変わります。一昔前は学びと言えは一方向型の集合研修でしたが、今は双方向型のインタラクティブラーニング、主体性を引き出すアクティブラーニング、現実的な課題の解決を扱うアクションラーニングなど様々な学びの形態があります。
そしてこれらにeラーニングという技術も加わり、ますます学びは多様化しているのが現状です。それらの中でも私が学んだ「ブレンディッドラーニング」はもっとも今注目されている分野で、欧米では主流になりつつあります。私は学びを提供するプロとして「ブレンディッドラーニング」をきっちり体系的に習得する必要を感じましたし、自身の活動にも反映させたいと思い受講を決めました。

養成コースで学ばれて、どのような収穫がありましたか?

まさに、学びを“ブレンド”することを体得しました。誤解されがちですが、ブレンディッドラーニングとはそれぞれの学びの“いいとこどり”をするものではありません。
それぞれの学びを並列に扱い複数の要素を盛り込むだけの学びだと効果がないからです。本当のブレンディッドとはそれぞれの学びを適切に扱い、効果的な組み合わせ手法によって全く新しい学びの形態を生み出すことです。
それは前例のないものかもしれません。養成コースでは、まさに効果的なブレンドの仕方を学ぶことができたので、提供できる学びの形態に新しい選択肢が増えました。

その後、学ばれたことをご自身の活動にどのように取り入れていますか?

弊社で提供するコンテンツに取り入れています。動画コンテンツは技術の進歩によって可能な表現が増えてきました。eラーニングもテクノロジーに支えられて成立しているものですが、この他にも新しい技術によって可能な学びがたくさんあります。
これらをやみくもに取り入れるのではなく、効果的に“ブレンド”して新しい学びを創造することが私たちの仕事です。新しいテクノロジーは新しい価値を生むと信じています。私たちは起業内教育と企業家教育を通じて、新しい価値を提示していきたいと思っています。