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小澤総業陰の立役者 〜常務 金地インタビュー(前編)〜

■ 「生コン販売の裏にある、神対応」

コンクリートポンプ車台数都内No.1!
西東京日の出町から全国の生コンとコンクリートポンプ車の手配、
基礎屋さんの作業サポートまで手厚いコンクリート圧送工事、コンクリート打設工事を手掛けている小澤総業です。

今回ご紹介したいのは、弊社の常務であり、経理、生コン販売窓口を務める「金地」です。
上にも書かせて頂いた通り、弊社はコンクリート打設事業の他にも「生コンの販売」も行っております。

実は、その事業を語る上で欠かせないのが、金地なのです。
本日はインタビューを通して、コンクリート打設ではなく、金地が担当する「生コン販売」の仕事をご紹介します。

■ 新規事業としてスタート。初めの仕事はお客様に合わせた

イ:はじめからその極意を伺ってしまうようですが、全国規模で「生コンクリートの販売・手配」を迅速に対応できるのは何か秘訣があるのですか?

金地:それは…勘?

一同:え?あ、はい・・・。汗

金地:といってはインタビューにならないですよね!(笑)
そうですね。もともと弊社は生コンだけの販売はしていませんでした。大手ゼネコンさんの仕事をいただけるようになってから始めた事業です。

当初は新規事業を任されて、正直どこから手を付けたらいいか分かりませんでした。私1人でしたし。そこで全国の生コンプラントの情報をとにかく集めて、それをまとめてリストにしました。

 

■ 迅速な対応の秘訣。そこには彼女のメモがあった、その内容とは…?

イ:膨大なプラントのリスト、それは相当な作業だったと思います……。
そこにはどんな事が書かれているのですか?

金地:まずお付き合いいただいている商社の方から、各地の生コンプラントの住所と電話番号をもらいました。しかしそれだけでは、プラントさんごとの特長が掴めません。
例えば、配送には「コンクリートミキサー車」(ぐるぐる回転するドラムが設置されたトラック)が必要です。10t車、8t車、4t車とありそれぞれ配送できる量が違います。
各プラントでどの車両を揃えているか、事前に把握していれば手当たり次第に連絡せずに済みますよね!「あそこのプラントさんは◯t車があったな…」と事前にわかるわけです。

それから何にもまして大事なのがそのプラントの場所。
生コンはその名の通り生モノで、プラントを出発してから何時間以内に現場に届けなければいけないと決まっているんです。途中で固まってしまっては大変なことになりますから。
ですから現場の場所を聞いたらその周辺から配送してもらう。配送する距離、所要時間、プラントさんが所有している車両の大きさを考えて依頼の電話をかけます。

プラントのリストはエリアごとに分け、頭に入れました。
それまで地理なんて全く興味ありませんでしたから、どこがどこだか地名を聞いても全然わからなくて。そういえば始めたころは地図を広げて、色分けして覚える工夫なんかもしていましたね。

イ:そのリストは小澤総業の財産ですね!金地さんが毎回、生コンプラントに電話するたびに 教えてもらった情報が集約されているのですから。
そういうことでしたか…。だから発注量や依頼の内容を元に、「このプラントが良い!」という目星が付けられるわけですね。

■ 常に更新されていく、プラント情報

金地:また、お客様も「安さ」を求める時もあれば、「早さ」を優先される事もあります。
安いほうがいいのは皆さん同じでも、プラントさんも受けられる依頼の数は限られています。どこなら受け入れてもらえるだろうかと、そんな状況の中から探していくんです。

それに閉鎖されてしまうプラントもありますし、生コンの値段も場所ごとに違い変動もします。
リストを「作っておしまい」という訳にはいかず、迅速に対応するには常に業界の最新事情にアンテナを張っていないといけないのです。

今はお客様に確実に配送できるよう、1つのお客様に対して10ヶ所程度のプラントはエリアごとに用意してありますよ。

■ 自分の立ち位置を理解した対応と「言葉遣い」

イ:ありがとうございます。迅速な対応が金地さんの陰の努力によるものだという事がわかりました。しかし「神対応」と言われる理由はその電話対応にもあると思うのですが、心がけている事はありますか?

金地:電話ですから、私の態度や言葉がそのまま小澤総業の印象になります。

なので「言葉遣い」には気をつけています。お客様と、そしてプラントさんとの関係を保ち続ける事が大事です。だから物を言う時でも、言い方は毎回毎回よく吟味しています。

例えば、お客さまからいただいたご意見はしっかりプラントさんにも届けますが、その時の言い方です。
「嫌な事を言ってしまうようで…」とか「現場からこんなお声が上がっているのですが」とか。
またプラントさんに無理な依頼を受け入れていただいた時にはよく「お礼」をするなど。
言い方1つで人の印象って全然違いますよね。

私はお客さまとプラントさんとの橋渡しの役割なので、その立ち位置を理解することが大事だと思っています。
・お客さまにスムーズに生コンをお届けするため
・プラントさんに快く生コンを輸送していただくため
そのためにすべきこと、互いにどういう関係を築けたらいいかを常に考えているから、繁忙期でも「仕方ないな〜」と言いながら特別に依頼を受け付けてくださるプラントがあったり、日頃の迅速なご対応をいただけているのだと思います。

■ 基本的に依頼は断らない!できる限りの手を尽くすのが金地流

金地:時期によっては、プラントに入る注文量が多く、忙しくてどうしても注文を受け付けてもらえないことがあります。私はそうなったときには1件ずつ隅から隅までそのエリアのプラントに電話をかけ、出来る限りの手を尽くします。
どうにもこうにも見つからないことはありますが、でもそういうケースは稀です。

なので、お客さまには安心してご連絡いただきたいです。
急なご依頼でも、全国に生コンを手配します!

イ:金地さん、ありがとうございました。
「神対応」、その裏には金地さんの考え抜かれた柔軟な対応と、積み上げてきた各地プラントの情報があることがわかりました。

なぜこんなにも徹底した仕事ができるのでしょうか。
そこには金地の「会社を守る」という強い意思がありました。
次回のインタビューで掘り下げていきます。

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