SANKYOはアルミニウム冷間鍛造のトップメーカーです。
最大荷重能力1600tのプレスを始めとした、国内最大級の設備を保有し、
設計・開発・金型製作から量産まで一貫生産を可能とする体制を整え、
お客様のご要望にお応えします。
SANKYOが誇る
冷間鍛造技術
#POINT 1冷間鍛造とは?
冷間鍛造とは、金型を使用して被加工材料(アルミニウム)を常温で塑性変形させる加工方法です。
この加工方法は、冷間加工特有の高い生産性を有しており、寸法精度や表面粗さも良好です。
しかし、常温で非常に大きな圧力をかけて塑性変形させるため、被加工材料の割れや金型の変形・摩耗・割れなどを
考慮した設計・金型製作に関する豊富な技術ノウハウが求められます。
#POINT1冷間鍛造の特徴
特徴1生産性が高い
材料を加温することなく目的の異形状へ一瞬で成形できるので、機械加工、鋳造、熱間鍛造と比べ大量生産に向いています。
特徴2金型費用が安い
冷間鍛造の金型は一般的にダイカストやプレス絞り
加工などの金型に比べ、製作費用が安価になります。
自社設計・製作だからこそ、コスト最適化はもちろん、
短納期での量産を可能にします。
特徴3製品の寸法精度が高い
材料を加温しないため熱収縮がほとんどなく、安定した
寸法精度を維持します。形状、大きさによって差は
ありますが、真円度では10μm以下の精度を実現します。
特徴4複雑形状の成形可能
ダイカストや熱間鍛造に近い複雑形状が成形可能であり、機械加工を省略、又は最小化し、精度とコストを両立
します。
特徴5強度が高い
冷間加工により加工硬化した製品は、機械的性質が向上
するとともに組織が微細化し、良好なファイバーフローを
形成し強度をアップさせます。
同じ強度を確保する場合にはより薄肉・軽量化を可能に
します。
特徴6仕上がり面が良好
冷間加工した製品は酸化皮膜を生成しないため、滑らかな仕上り面となります。
特徴7大径長尺品の成形可能
ダイカスト・絞り加工・熱間鍛造では成形不可能な
ノンドラフト形状、厚さ1mm以下の薄肉形状で、
L(全長) / D(直径)で10倍以上の成形が可能です。
#POINT1冷間鍛造の工法紹介
バックワード・エクストリュージョン
(後方押出し法)
材料へ圧力を加えた方向とは逆の「後方」へ
流動させる鍛造方法です。
フォワード・エクストリュージョン
(前方押出し法)
材料へ圧力を加えた方向「前方」へ流動させる
鍛造方法です。
ダイ・フォージング
(型鍛造法)
材料へ圧力をかけることにより、
金型の形に流動させる鍛造方法です。
アイヨニング
(シゴキ加工)
押出し製品の外径、内径の精度を高めたり、
全長を長くする加工方法です。
ピアシング
(穴抜き加工)
パイプ状の製品を作るときや、据込で発生する余肉の
切落としなどをする場合に行う加工方法です。
SANKYOの技術水準を現す
QCDD’SEサイクル。
SANKYOでは、「Q【品質】C【コスト】D【納期】D’【開発】S【安全】E【環境】」 の改善を日々行い、
お客様にご満足頂ける製品をご提供いたします。
Quality[ 品質 ]
ISO9001
(品質マネジメントシステム)
品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」を取得して、質の高い品質管理体制のもと、
生産を行っています。また社員の半数以上がQC検定
1級~3級を取得しています。
Cost[ 価格 ]
複雑な形状でも製作可能
当社独自の加工技術によるニアネットシェイプ(NEARNET SHAPE)で、鍛造後の機械加工を
省き、材料ロスを極力少なくし、コスト削減に
貢献します。
Delivery[ 物流・納期 ]
国内随一の設備群を保有
業界随一の設備ラインナップで、少量多品種から大量生産まで柔軟に対応します。
材料切断から切削加工、熱処理、検査までの一貫生産ラインに加え、開発、金型設計・製作も全て自社で行い、お客様のご要望に確実にお応えいたします。
Development[ 開発 ]
設計・開発から金型設計を内製化
豊富な実績に裏付けされた技術で、お客様へ付加価値の高い製品作りをご提案いたします。社内で使用するほぼ全ての金型を内製化しております。
Safety[ 安全 ]
社員の安全・健康により、
質の高い製品を生産
労働安全衛生に対する姿勢を示し、社員や社会からの信頼を高めることを目的としたマネジメント規格【ISO45001】を取得しております。
良好な職場環境を提供し、リスクアセスメントの実践、社員の定期的な訓練を行い、安全・健康に、より良い製品を
提供できるよう改善活動を行っております。
Environment[ 環境 ]
環境リスクに関わる法令遵守の他、
近隣者への配慮も実施
環境マネジメントシステムに関する国際規格「ISO14001」を取得しております。環境リスクに
関わる法令や国際的な規制の遵守を徹底しエネルギー使用量、CO2排出量の削減にも取り組んでいます。
近隣者への配慮として、振動・騒音の低減措置を
実施しています。
SANKYOを支える職人
SANKYOの職人のひとりである田林さんにインタビューを行いました。
※音声が出ますのでご注意下さい
三協製作所の強みは『人』。
お客様が要望している製品に対して、
部署隔たりなく、いかに応えられるか、熱くなれるかが全てです。お客様の喜ぶ顔を思い浮かべながら、日々
がんばっています!
株式会社三協製作所 技術部技術課
田林広靖さん